過敏性腸症候群とは
過敏性腸症候群とは、慢性的な腹痛や下痢、便秘等が続く病気です。 排便した後に、痛みが緩和されるのが特徴です。持続される症状により、生活の質が低下してしまいます。過敏性腸症候群の明確な原因は分かっていません。 腸内細菌叢の変化や緊張、ストレス等が関係しているといわれています。 そのため、薬物療法や生活習慣の改善等を行うことにより、症状の改善を期待できます。 気になる症状がありましたら、まずは消化器内科を受診しましょう。
過敏性腸症候群の症状
慢性的な腹痛や下痢、便秘、お腹が張る感じがする、お腹が鳴る、おならが出ます。
過敏性腸症候群の特徴は、長期的に下痢と便秘が繰り返されたり、排便した後に痛みが緩和されたり、就寝時に症状が現れないことです。
過敏性腸症候群における分類
過敏性腸症候群は、下痢型と便秘型、交代型に分類できます。
下痢型
1日に何回も腹痛や下痢が起こります。症状が酷いと、外出が難しくなることもあります。
便秘型
排便する際に、腹痛を生じたり、いきまないと便が出ない、便が残っている感じがします。
交代型
腹痛や下痢と便秘が繰り返し起こります。
過敏性腸症候群の原因
はっきりとした原因は分かっていません。様々な原因があるといわれています。中でも、腸内細菌叢が変化することや炎症、遺伝、ストレス等が関係していると報告されています。
FODMAP
FODMAPは、過敏性腸症候群の症状に影響を与えるといわれています。
FODMAPとは
小腸の中で、吸収しにくい糖類を指します。
- (発酵性の) Fermentable
- (オリゴ糖) Oligosaccharides
- (二糖類) Disaccharides
- (単糖類) Monosaccharides
- And
- (ポリオール) Polyols
FODMAPは、小腸の中で吸収しにくく、過剰に食べることにより、腸内に蓄積されます。
FODMAPが過剰に蓄積されると、腸管の中に水分を取り入れてしまいます。
これにより、腹痛や下痢等を生じます。また、FODMAPが吸収されずに大腸に達すると、腹痛や腹部の張り、おなら等が起こります。
FODMAPを含んでいる食品
- (オリゴ糖:ニンニク、アスパラガス、タマネギ、豆類) Oligosaccharides
- (二糖類:海藻類、キノコ類、ヨーグルト、水飴、牛乳) Disaccharides
- (単糖類:ハチミツ、フルーツ) Monosaccharides
- And
- (ポリオール:リンゴ、モモ、ナシ、スイカ、アプリコット、人工甘味料) Polyols
低FODMAP食事療法
低FODMAP食事療法は、過敏性腸症候群の症状改善を期待できます。また、FODMAPを含んでいる食べ物を摂らないように心がけましょう。
過敏性腸症候群の検査方法
医師が問診で症状等をお尋ねします。過敏性腸症候群と同様の症状が現れる疾患もあるため、検査により鑑別します。血液検査や尿検査、便潜血検査等を行います。下記の項目に当てはまる場合は、大腸カメラ検査を受けていただきます。
- 熱がある
- 50歳以上で初めての発症である
- 3kg以上体重が減った
- 直腸から出血がある
大腸カメラ検査で特に異常がない場合は、過敏性腸症候群の診断がされます。気になる症状がありましたら、早めに消化器内科を受診し、検査を受けましょう。
診断する上でのポイント
過敏性腸症候群の診断は、まずは問診で症状の出現時期や悪化したきっかけ等をお尋ねします。
問診結果を踏まえて、血液検査や便潜血反応、便培養検査等を行います。
これにより、炎症性腸疾患やがん等の鑑別ができます。さらに必要に応じて、大腸カメラ検査やレントゲン検査等を行います。
これらの検査結果から過敏性腸症候群の診断が行われます。
過敏性腸症候群の治療方法
薬物療法や生活習慣の改善等を行います。
生活習慣の見直し
症状改善や悪化させないためにも、生活習慣を見直すことは大切です。喫煙や飲酒を避け、刺激物も摂らないように心がけましょう。
薬物療法
便の硬さを調整させる薬剤や腸の働きを調整させる薬剤、腸内細菌叢を整える薬剤等を用います。
過敏性腸症候群の薬剤
コロネルやイリボーといわれる薬剤があります。これらを2週間ほど服用していただきます。
そして、効果のある薬剤を確認します。それぞれ服用方法が異なるため、ご自身の生活状況を考慮し、薬剤を選んでいきます。
悪化させないためには
食事や運動、睡眠等の生活習慣を見直していくことが大切です。
食生活の見直し
食物繊維を含んでいる食べ物を摂ったり、朝食を抜かない、アルコールを控えることを心がけましょう。また、飲酒習慣がある場合は、適量を守るように気をつけましょう。
運動習慣
運動は、リラックス効果を期待できます。日々の生活の中で、ウォーキングや軽い体操、ストレッチ等を取り入れましょう。
睡眠不足の解消
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