大腸がん

我が国では、がんの中で大腸がんは最も多く発症されており、中高年以降の発症が増えている傾向があります。 2019年の統計によると、男性のがんによる死亡者数の第2位、女性の第1位を大腸がんが占めています。 早く見つけることができれば、完全に治すことができます。

大腸とは

大腸における構造

大腸は、小腸を囲むようにまわっています。直径は約5〜7cmで、長さは約1.5〜2mといわれています。
大腸は、盲腸や直腸、結腸に分類されます。また、結腸は、上行結腸や下行結腸、横行結腸、S状結腸に分類されます。

大腸の働き

食べ物は咽頭、食道、胃、小腸、大腸を通り、消化されます。そして、肛門から便が排出される仕組みです。
大腸は、食べ物の残りの水分を体内に吸収する役割を担っています。その後、食べ物の残りは便になります。
本来は、適度な硬さの便が生成されます。しかし、過剰に水分が吸収されると、便秘を起こします。
逆に、水分の吸収が少ないと、便が柔らかくなったり、下痢を起こしやすいです。便の状態は、大腸の働きを確認できる指標になります。
バナナ状の便が理想的です。便や排便習慣について、気になることがありましたら、消化器内科を受診しましょう。

大腸がんとは

早く見つけることができれば、完全に治すことも期待できます。大腸がんは、中高年以降の発症が多いといわれています。
便について気になる症状がありましたら、速やかに消化器内科を受診しましょう。また、定期的に検診等を受けておきましょう。

大腸がんの初期段階の症状

初期段階の大腸がんでは、症状はほとんど現れません。ただし、下記の症状に当てはまる場合は、注意しておく必要があります。
大腸がん以外の疾患にも出現する症状なので、まずは消化器内科を受診してみましょう。

便の変化

突然便秘や下痢を起こしたり、便秘と下痢を繰り返している場合は、大腸がんの可能性があります。速やかに、消化器内科を受診しましょう。

血便

褐色便や黒色便で出血している可能性があります。そのため、排便時には便の状態をしっかりと確認しておきましょう。

体重が減る

突然、体重が減ったら注意しておく必要があります。
がん細胞が増えるために、脂肪やたんぱく質を分解することで、体重減少を起こしている可能性があります。
このような状態では、しっかりと食事を摂っていても、体重が減ってしまいます。
また、突然体重が減ってしまうのは、深刻な疾患に罹っている恐れがあります。速やかに、消化器内科を受診しましょう。

貧血

がん細胞は、新生血管を作ることにより、栄養や酸素を取り入れていきます。過程に問題があると、新生血管は出血しやすい傾向があります。
鉄欠乏性貧血とは、この新生血管から出血を起こしている状態です。立ちくらみ等の症状が現れます。これは、酸素を運んでいるヘモグロビンが減ることにより生じるといわれています。

腹部の痛みおよび張り

大腸がんは、腹部の痛みを生じます。また、腹部の張るような感覚は、ガスが溜まっている可能性があります。
さらに、大腸の通りが悪くなっていることもあります。放置せずに、速やかに消化器内科を受診しましょう。

大腸がんの原因・リスク・予防方法

我が国では、食生活の欧米化が進んでいます。そのため、大腸がんの発症率は増えている傾向があります。
なお、食生活以外にも注意しておいたほうが良いことは、下記の通りです。

加齢

中高年の大腸がんの発症率は、増えている傾向があります。定期的に、便潜血検査と大腸カメラ検査を受けておきましょう。

遺伝

大腸がんには、遺伝性大腸がんがあります。家族性大腸腺腫症を治療せずに放置すると、確実に大腸がんを発症すると報告されています。
近親者に、大腸がんを患っている方がいらっしゃったら、その旨を受診時に伝えましょう。

アルコール

1日に缶ビール350ml増やし、アルコール摂取を継続していると、大腸がんの発症リスクは 、約10%上がるといわれています。
さらに、アルコールを摂り過ぎると、大腸がん以外にも生活習慣病等を引き起こす可能性があります。適量を守るように心がけましょう。

喫煙

タバコを吸う人と吸わない人を比較すると、大腸がんを発症する確率は、1.4倍といわれています。
喫煙習慣は、大腸がん以外にも生活習慣病等を引き起こす可能性があります。禁煙を心がけるようにしましょう。

加工肉や赤身肉の摂取過多

加工肉や赤肉を摂ると、大腸がんの発症リスクが上昇するといわれています。日々の生活で、加工肉や赤肉を摂ることを控えましょう。

予防方法

大腸がんの発症リスクには、様々な要因があります。大腸がんの発症を防ぐためには、生活習慣を見直すことが大切です。
タバコやアルコールを控えるようにしましょう。また、栄養バランスの良い食事を心がけていきましょう。

大腸がんと大腸ポリープの関係性

大腸ポリープには、腫瘍性と非腫瘍性があります。非腫瘍性は、良性のポリープです。一方、腫瘍性は良性と悪性のポリープがあります。
悪性のポリープはがん化するため、注意しておく必要があります。
大腸がんの発症を予防するためには、定期的に検診や健康診断を受けておくことが大切です。
ポリープが見つかった場合は、がんになってしまう前に取り除くことを検討します。

大腸がんの検査方法

便潜血検査

便潜血検査とは、大腸がん検診のスクリーニング検査です。40歳以上が対象です。
便潜血検査を受けられたことにより、大腸がんが見つかることもあります。
さらに、自覚症状のない初期段階のがんも発見されています。便潜血検査は、検診でも用いられています。

大腸カメラ検査

大腸がんのリスクが高い方は、大腸カメラ検査を受けられることを推奨しています。麻酔を用いた大腸カメラ検査もあります。 検査方法は、肛門から内視鏡を入れて、大腸全体を観察します。 大腸がんの疑いのある病変があれば、病理検査を行います。気になる症状がありましたら、速やかに消化器内科を受診しましょう。

CTC(CT Colonography)検査

CTC検査は、身体への負担が少なく、大腸の状態を詳しく観察できます。大腸がんスクリーニング検査では、信頼度が高い検査です。
検査の前日には、検査食を摂っていただきます。夜には下剤を服用し、大腸内をきれいな状態に保ちます。
次の日に、大腸カメラ検査を行います。検査当日は、炭酸ガスを用いて、大腸を膨らませた状態でCT検査を行います。
検査は、15分ほどで終わります。検査後には、お腹の張る感覚が改善されます。
また、大腸の腫瘍が発見された場合は、病理検査や大腸カメラ検査により、さらに詳しく調べていきます。

MRI検査

大腸がんと診断された場合に、MRI検査により、他の部位に転移等がないかを確認します。

超音波検査

超音波検査は、身体に負担がかからない検査です。腸閉塞の有無や他の部位に転移等がないかを確認します。

血液検査

大腸がんの腫瘍マーカーは、病気の進行具合や治療の効果があるかを判断できます。
しかし、大腸がんの初期段階では、腫瘍マーカーは正常値の場合もあります。
さらに、進行がんでも腫瘍マーカーに数値が反映されないこともあります。そのため、複数の検査を受けていただく必要があります。

大腸がんの治療方法

手術や放射線治療、免疫療法、抗がん剤治療を行います。大腸がんの進行具合により、治療法は異なります。
そのため、医師と相談しながら治療法を決めていかれることを推奨しています。気になることがありましたら、まずは医師に相談してみましょう。

ステージ0期〜1期

がんの初期段階です。ステージ0期〜1期では、完全に治ることを期待できます。
内視鏡手術により、がん細胞を取り除いていきます。手術を受けてから5年経過し、再発がなければ、完治したことになります。

ステージ2期〜3期

ステージ2期は、進行がんですが、リンパ節への転移はないです。ステージ3期では、リンパ節への転移を確認できます。そのため、手術や抗がん剤治療を検討していきます。

ステージ4期

ステージ4期では、肝臓等への転移を確認できます。まずは、抗がん剤治療を行い、その後手術を検討していきます。
ただし、ステージ4期では、手術を受けていただいても、治療の効果を十分に得られないこともあります。
このような際には、痛み等を軽減させるために、緩和ケアを行っていきます。

※大腸がんの疑いのある症状がありましたら、速やかに消化器内科を受診し、適切な検査を受けましょう。

苦痛なく内視鏡検査を受けるためのポイント17

  • 駅近のクリニック
  • 鎮静剤の使用
  • 最新の内視鏡設備
  • 専門医資格があるか
  • 複数医師で運営しているか
  • 月間内視鏡件数は多いか
  • 内視鏡室は2部屋あるか
  • 男女別に更衣室があるか
  • ストレッチャーかどうか
  • 日帰り大腸ポリープ対応かどうか
  • 院内で下剤を飲めるか
  • 胃・大腸同時にできるか
  • 日曜対応しているか
  • 早期大腸カメラに対応しているか
  • 女性医師在籍
  • 肛門科標榜・診療対応しているか
  • 発熱外来をやっていないか

千代田区の内視鏡検査を
苦痛なく受けることができるクリニックを特徴数で比較

千代田区で苦痛の少ない内視鏡検査を行っているクリニックで特徴ポイント17項目のうち、該当特徴数の多かった3院をピックアップしました。

  • 秋葉原・胃と大腸肛門の
    内視鏡クリニック

    秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック

    引用元URL:
    https://www.akihabara-naishikyo.com/

  • 麹町消化器・
    内視鏡クリニック

    麹町消化器・内視鏡クリニック

    引用元URL:
    https://www.kojimachi-gc.com/

  • 秋葉原内科
    内視鏡クリニック

    秋葉原内科内視鏡クリニック

    引用元URL:
    https://www.ikamera.net/

特徴

17項目中17項目に該当

  • 駅近の
    クリニック
  • 鎮静剤の
    使用
  • 最新の
    内視鏡設備
  • 専門医資格
    有り
  • 複数医師で
    運営
  • 月間
    内視鏡件数
    が多い
  • 内視鏡室は
    2部屋
  • 男女別に
    更衣室
  • ストレッチャー
  • 日帰り
    大腸ポリープ
    対応
  • 院内下剤
  • 胃・大腸
    同時可能
  • 日曜対応
  • 早朝
    大腸カメラ
    対応
  • 女性医師
    在籍
  • 肛門科標榜・
    診療対応
  • 発熱外来を
    やっていない

公式HPはこちら

特徴

17項目中9項目に該当

  • 駅近の
    クリニック
  • 鎮静剤の
    使用
  • 最新の
    内視鏡設備
  • 専門医資格
    有り
  • 月間
    内視鏡件数
    が多い
  • ストレッチャー
  • 日帰り
    大腸ポリープ
    対応
  • 胃・大腸
    同時可能
  • 肛門科標榜・
    診療対応

公式HPはこちら

特徴

17項目中9項目に該当

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    大腸ポリープ
    対応
  • 胃・大腸
    同時可能
  • 発熱外来を
    やっていない

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秋葉原・胃と大腸肛門の
内視鏡クリニック

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック

引用元URL:https://www.akihabara-naishikyo.com/

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    やっていない

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麹町消化器・
内視鏡クリニック

麹町消化器・内視鏡クリニック

引用元URL:https://www.kojimachi-gc.com/

特徴

  • 駅近の
    クリニック
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    使用
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  • 専門医資格
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    内視鏡件数
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秋葉原内科
内視鏡クリニック

秋葉原内科内視鏡クリニック

引用元URL:https://www.ikamera.net/

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    やっていない

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