下記の症状で悩まれていませんか?
早急に受診が必要な便秘症状
- 血便がある
- 便秘以外に、発熱や吐き気、腹痛を生じている
注意しておいたほうが良い便秘症状
- お腹が張るような感じがする
- おならが出ない
- 便が細い
- 排便習慣が不規則になっている
- 市販の便秘薬等を用いても効果がない
- 1ヶ月以上便秘が続いている
上記に当てはまる場合は、深刻な疾患が潜んでいるかもしれません。また、便秘を放置しておくと、合併症を引き起こすこともあります。便秘の症状がありましたら、速やかに消化器内科を受診しましょう。
便秘とは
便秘とは、排便時や排便後に不快感があったり、便が残っているような感じがする、排便回数が減ったという状態です。日本消化器病学会によると、「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と説明されています。便秘を自覚していない方もたくさんいらっしゃいます。気になることがありましたら、消化器内科に相談してみましょう。
便秘の原因
便秘を起こす原因は、下記の通りです。
不規則な生活習慣
栄養バランスの偏った食事や運動不足等の生活習慣が原因です。体のリズムが乱れ、腸の働きが悪くなります。
服用中の薬剤による影響
カルシウム拮抗薬や抗コリン剤、抗うつ剤等の副作用が原因になる場合もあります。
ストレス
仕事や人間関係、環境変化等のストレスが原因になる場合もあります。ストレスにより、腸管内の機能が低下するといわれています。
腸疾患による影響
腸疾患が原因で便秘を起こす場合もあります。様々な要因が重なり合って、発症します。また、慢性的な便秘により、いきむことで痔を引き起こすこともあります。便秘の症状に悩まれていましたら、速やかに消化器内科を受診しましょう。
便秘の種類
便秘の種類は下記の通りです。
器質性便秘とは(通過障害)
炎症性疾患や大腸がん等が原因です。これらの疾患により、便秘を起こしている場合は、まずは疾患に対する治療を受けていただきます。
機能性便秘とは
加齢や生活習慣、腸の機能低下等が原因です。便秘の中で1番多いといわれています。機能性便秘は、直腸性便秘や弛緩性便秘、痙攣性便秘に分類されます。それぞれ治療法が異なります。まずは、大腸カメラ検査を受けられることを推奨しています。
薬剤性便秘とは
咳止めの薬剤や抗コリン剤、抗うつ剤等の服用は、便秘を起こしやすくなります。これは、大腸の蠕動運動を抑えることが原因です。
現在、慢性便秘の国際基準は下記の通りです。
分類 | 症状分類 | 分類・診断のための 検査方法 |
専門的検査による 病態分類 |
原因となる病態・疾患 | |
---|---|---|---|---|---|
器質性 | 狭窄性 | 大腸内視鏡検査、注腸X線検査など | 大腸癌・クローン病、虚血性大腸炎など | ||
非狭窄性 | 排便回数減少型 | 腹部X線検査、注腸X線検査など | 巨大結腸など | ||
排便困難型 | 排便造影検査など | 器質性便排出障害 | 直腸瘤、直腸重積、巨大直腸、小腸瘤、S状結腸瘤など | ||
機能性 | 排便回数減少型 | 大腸通過時間検査など | 大腸通過遅延型 | 特発性 | |
症候性:代謝・内分泌疾患、神経・筋疾患、膠原病、便秘型過敏性腸症候群など | |||||
薬剤性:向精神薬、抗コリン薬、オピオイド系薬など | |||||
大腸通過正常型 | 経口摂取不足(食物繊維摂取不足を含む) | ||||
大腸通過時間検査での偽陰性など | |||||
排便困難型 | 排便造影検査など | 硬便による排便困難 | 硬便による排便困難・残便感(便秘型過敏性腸症候群など) | ||
機能性便排出障害 | 骨盤底筋協調運動障害 | ||||
腹圧(怒責力)低下 | |||||
直腸感覚低下 | |||||
直腸収縮力低下 | |||||
など |
機能性便秘とは
排便回数減少型
お腹の痛みやお腹が張るような感じがあります。若年女性に多いと報告されています。排便する回数が週3回以下であることが特徴です。大腸通過時間検査等により、大腸通過正常型や大腸通過時間遅延型の鑑別ができます。ただし、必ずしも鑑別を行う必要はありません。排便する回数が週3回以下であれば、大腸通過遅延型と判断されます。
排便困難型(排便出障害型)
高齢者に多いと報告されています。症状は、便が残るような感じがしたり、排便する際に肛門や会陰部に不快感がある、排便が難しい等があります。
大腸カメラ検査と便秘
便秘は、深刻な疾患が潜んでいるサインかもしれません。大腸カメラ検査は、肛門から内視鏡を入れて、直接観察していきます。40歳以降の方や便秘と下痢を繰り返している、便潜血検査結果が陽性であった場合は、速やかに大腸カメラ検査を受けましょう。また、近親者に大腸がんを患っている方がいらっしゃる場合も注意しておきましょう。
便秘の治療方法
生活習慣の見直し
生活習慣を見直すことが大切です。1日3回、栄養バランスの良い食事を摂りましょう。食後に便意がありましたら、我慢せずにトイレに行きましょう。また、適度に体を動かすことも大切です。腸の中の環境を整える効果を期待できます。規則正しい生活習慣により、便秘を改善させていきましょう。
薬物療法
便秘の原因により、使用する薬剤を選んでいきます。下剤には、刺激性下剤と非刺激性下剤があります。排便困難型の場合は、症状に悩まされている方がたくさんいらっしゃいます。そのため、下剤依存になりやすい傾向があります。一方、排便回数減少型の場合は、下剤の使用頻度が少ないため、排便間隔の調整が難しいです。治療の最終目標は、固形状の便で排便する回数が1〜2日に1回になることです。処方された通りに、薬剤を服用しましょう。
非刺激性下剤
酸化マグネシウム等の非刺激性下剤は、排便を促進させる効果を期待できます。近年、リナクロチドやルビプロストン等も便秘治療に使用されています。これらは、依存性の低い下剤といわれています。
刺激性下剤
刺激性下剤には、センノシドや大黄製剤等があります。これらは、排便の実感を得られやすいです。しかし、依存性の高い下剤といわれています。さらに、効果が強く出てしまうと、腹痛を起こします。便秘治療は、生活習慣の見直しや薬物療法を併せることにより、症状の改善を期待できます。気になる症状がありましたら、消化器内科を受診してみましょう。
千代田区の内視鏡検査を
苦痛なく受けることができるクリニックを特徴数で比較
千代田区で苦痛の少ない内視鏡検査を行っているクリニックで特徴ポイント17項目のうち、該当特徴数の多かった3院をピックアップしました。
-
秋葉原・胃と大腸肛門の
内視鏡クリニック引用元URL:
https://www.akihabara-naishikyo.com/ -
麹町消化器・
内視鏡クリニック引用元URL:
https://www.kojimachi-gc.com/ -
秋葉原内科
内視鏡クリニック引用元URL:
https://www.ikamera.net/
特徴
17項目中17項目に該当
- 駅近の
クリニック - 鎮静剤の
使用 - 最新の
内視鏡設備 - 専門医資格
有り - 複数医師で
運営 - 月間
内視鏡件数
が多い - 内視鏡室は
2部屋 - 男女別に
更衣室 - ストレッチャー
- 日帰り
大腸ポリープ
対応 - 院内下剤
- 胃・大腸
同時可能 - 日曜対応
- 早朝
大腸カメラ
対応 - 女性医師
在籍 - 肛門科標榜・
診療対応 - 発熱外来を
やっていない
特徴
17項目中9項目に該当
- 駅近の
クリニック - 鎮静剤の
使用 - 最新の
内視鏡設備 - 専門医資格
有り - 月間
内視鏡件数
が多い - ストレッチャー
- 日帰り
大腸ポリープ
対応 - 胃・大腸
同時可能 - 肛門科標榜・
診療対応
特徴
17項目中9項目に該当
- 駅近の
クリニック - 鎮静剤の
使用 - 最新の
内視鏡設備 - 専門医資格
有り - 複数医師で
運営 - 月間
内視鏡件数
が多い - 日帰り
大腸ポリープ
対応 - 胃・大腸
同時可能 - 発熱外来を
やっていない
秋葉原・胃と大腸肛門の
内視鏡クリニック
麹町消化器・
内視鏡クリニック