吐血の原因 | 千代田区の苦痛の少ない内視鏡クリニック3選

吐血とは
日常生活の中で考えられる原因について
吐血を引き起こす疾患
日常生活の中で取り組める予防方法
対処方法
吐血と間違われやすいかっ血とは
検査方法
治療方法
苦痛なく内視鏡検査を受けるためのポイント17

吐血とは

吐血とは、胃や十二指腸、食道から生じている血を口から吐き出す状態です。吐き気や嘔吐等を伴います。一般的に、吐血の症状がありましたら、体の状態は良くありません。また、食道から生じている血を吐き出すと、真っ赤な血が確認できます。吐血がありましたら、放置せずに、速やかに消化器内科を受診しましょう。

日常生活の中で考えられる原因について

飲酒や非ステロイド性消炎鎮痛薬、食道静脈瘤、胃・十二指腸潰瘍、胃がん等により、吐血を起こします。アルコールを控えるようにしましょう。また、定期的に健診を受けられることを推奨しています。気になる症状がありましたら、速やかに消化器内科を受診しましょう。

吐血を引き起こす疾患

胃潰瘍

食べた後に、みぞおち付近の痛みを生じることが特徴です。胃潰瘍とは、胃の粘膜の一部が欠けてしまう状態です。
原因は、非ステロイド性消炎鎮痛薬やピロリ菌感染、ストレス等といわれています。主な症状は、みぞおち付近の痛みやめまい、冷や汗、吐血、タール便等です。これらの症状は、胃壁の血管が破れ、血が出てしまうことによって起こります。気になる症状がありましたら、速やかに消化器内科を受診しましょう。

胃潰瘍について

十二指腸潰瘍

お腹が空いているときや朝方に、みぞおち付近の痛みを生じます。ただし、食べ物を摂取すると、痛みが落ち着くことが特徴です。
十二指腸潰瘍とは、十二指腸の粘膜の一部が欠けてしまう状態です。原因は、非ステロイド性消炎鎮痛薬やピロリ菌感染といわれています。
症状は、めまいや吐血、タール便等です。なお、多量出血の場合は、意識消失するケースもあります。
気になる症状がありましたら、速やかに当院を受診しましょう。

十二指腸潰瘍について

胃がん

塩分過多の食事を摂ったり、ピロリ菌に感染することで、発症しやすくなります。我が国では、国民の胃がん罹患者数は、増えている傾向があります。
早期胃がんは、症状はほとんどないことが特徴です。進行すると、みぞおちの痛みやお腹の張るような感じ、吐き気、食欲低下等が現れます。
さらに進行すると、タール便や貧血等を起こします。定期的に、胃カメラ検査を受けられることを推奨しています。
また、気になる症状がありましたら、速やかに消化器内科を受診しましょう。

胃がんについて

急性胃粘膜病変

胃の中に、複数の出血性胃炎を起こしている状態です。
ステロイドや非ステロイド性消炎鎮痛薬の服用量が多かったり、過度な飲酒、強いストレス等が原因といわれています。
食道や胃、十二指腸の粘膜がただれてしまう可能性があります。それにより、吐血を生じることがあります。
急性胃粘膜病変は、適切な治療を受けると、症状の改善を期待できます。
気になる症状がありましたら、速やかに消化器内科を受診しましょう。

食道静脈瘤

食道の静脈がこぶのように膨れている状態です。進行した肝硬変は、門脈の血流が悪くなると、門脈圧も上昇します。
これは、門脈の血液が逆流することが原因です。こぶの部分に、圧力がかかると、ショック状態を引き起こす可能性があります。
固い食べ物は、こぶを傷つけやすいといわれています。できるだけ避けるようにしましょう。
気になる症状がありましたら、速やかに消化器内科を受診しましょう。

日常生活の中で取り組める予防方法

定期的に健診を受けましょう

定期的に、レントゲン検査や胃カメラ検査、大腸カメラ検査を受けられることを推奨しています。吐血を起こしている場合は、何らかの疾患を発症し、進行しているサインかもしれません。気になる症状がありましたら、速やかに消化器内科を受診しましょう。

千代田区の
内視鏡クリニック一覧

ピロリ菌の除菌治療を行いましょう

ピロリ菌の検査は、様々な種類があります。ピロリ菌に感染している場合は、薬を処方いたします。これにより、ピロリ菌の除菌を行えます。
ピロリ菌の除菌治療は、慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍、胃がん等の発症リスクを抑えられます。さらに、潰瘍を再発しにくくなることが報告されています。気になる症状がありましたら、速やかに消化器内科を受診しましょう。

ピロリ菌について

対処方法

吐血を起こしている場合は、一旦安静にしましょう。その後、体が動く場合は、速やかに消化器内科を受診しましょう。
なお、飲食物は摂らないようにしましょう。また、状態が悪ければ、頻脈や血圧低下、冷や汗等を起こします。
このような際は、救急車を呼ばれることを推奨しています。

吐血と間違われやすいかっ血とは

かっ血とは、肺や気道から血が出ている状態です。
咳が出た後に、赤い色合いの出血とたんを生じることが特徴です。原因は、肺がんや結核等といわれています。
主な症状は、胸痛や呼吸する際に音がする、咳が続く等です。気になる症状がありましたら、速やかに消化器内科を受診しましょう。

検査方法

問診により、吐血かどうかを確認します。吐血と判断された場合は、胃カメラ検査を行っていきます。ただし、血が多く出ている場合は、血圧等を安定させることを優先します。落ち着いた状態で胃カメラ検査を行っていきます。吐血を起こしているときには、食事をしないでおきましょう。<

千代田区の
内視鏡クリニック一覧

治療方法

出血箇所が分かれば、内視鏡を用いて止血を行っていきます。静脈瘤から出血を生じている場合は、結紮術や接着剤等を用いて、止血を行います
。また、血管から出血を生じている場合には、焼灼器具等を用いて、止血を行います。
治療の後は、粘膜を保護させる薬剤や胃酸を抑制させる薬剤等を服用していただきます。一定の期間絶食していただくこともあります。